端午の節句のちまき、関東と関西の違いの謎

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「ちまき食べ食べ兄さんが~♪」と、端午の節句に歌われるちまき。
関東と関西で、違いがあるのをご存知でしょうか。
そもそも、我が家では節句に食べるのはちまきじゃなくて柏餅!という人もいます。
今回はちまきと柏餅についての、関東と関西の違いをまとめました。

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節句に食べるのは、ちまき?柏餅?

ざっくり分けると、関西ではちまき関東では柏餅が主流のようです。
実はそれには、それぞれのお菓子の出身が関係しています。

関西で「ちまき」が主流になった理由

まず、ちまきについて。
ちまきは、今から1000年ほど前、中国から入ってきたものです。
5月5日に亡くなった屈原(くつげん)という人の命日にお供えされたお菓子が元。
お供えが悪い龍に盗まれないように、龍の苦手な楝樹(れんじゅ)という木の葉で包んだことに由来しています。
日本にそのお菓子が入ってきた時、都は近畿にあったので、そこから西日本を中心に広まったわけです。

関東で「柏餅」が主流になった理由

一方、柏餅は、江戸時代に日本で考案されたお菓子
柏の葉は、次の新芽が出ても前の葉が落ちず残っていることから「家系が絶えない」という意味で、特に武家にとって縁起の良い木でした。
また西日本には柏の木が少ないこともあって、柏餅は関東で広まります。
今でも西日本では、つるんとした丸いサルトリイバラの葉で巻いた餅が「柏餅」として売られているんですよ。
私は関西出身なので柏餅といえばずっとこれだと思っており、初めて本物の「柏餅」を見た時はびっくりしました(笑)。
また葉のどちら側が表になっているかで、餡の種類が分かるのだとか。
葉の表が外になっていればあずき餡、裏が外になっていれば味噌餡。
ただ、今は味噌餡が少ないので、単にメーカーによる違いという場合が多いようですけどね。

ちまきにもある、関東と関西の違い

ある時「ちまき」を頂いて笹の葉を開くと、中から出て来たのは、豚肉入りの味のついた「おこわ」でした。
私はびっくりして目が点になりましたが、え、それが普通でしょ?と思った人は関東出身なのでは?
そう、ちまきにも関東と関西では違いがあるんですね。
関西でちまきと言えば、上新粉を練って作る白くて細長い団子のこと。
ういろうのような、ぷるんとした甘いお菓子です。
でも関東のちまきは、豚肉入りの米粒の残ったタイプで、お節句にはこれ、という人も多いよう。
区別するために「中華ちまき」と言われることもあります。
端午の節句そのものが元々は中国のものなのだから、節句に食べるのも本来なら「中華ちまき」という説もあるほどです。
白いちまきは、日本で保存食として作られていた料理に由来するようで、一度自分で作ってみたいと思われる方はこちら。
「手作り和菓子~失敗しないちまきの作り方~」

ちまきだけじゃない、他にもある節句の行事食

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端午の節句に食べるのは、ちまきや柏餅だけではありません、
地域によって、いろいろなお菓子が食べられています。
北海道ではべこ餅、徳島では麦団子、また山形の笹巻きは、きなこや黒蜜をかけて食べるのだそう。

蒸し暑くなるこの季節は、今も昔も体調を崩しやすい時期でもあります。
殺菌作用のある葉で包むことは、体調管理にも役立ったのでしょう。
ちまきや柏餅には、健康と成長を願う昔の人の心が込められているんですね。

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